飼い主さん向け!カット前にやってほしいこと3選

「今日はトリミングの日!」
そんな日は、ワンちゃんが快適に過ごせるために飼い主さんの“ちょっとした気づかい”がとても大切です。

実は、トリミングの前にやっておくと良いことがいくつかあります。
それを知っているかどうかで、ワンちゃんの快適さや施術のスムーズさが大きく変わってくることがあります。

この記事では、トリミングサロンのプロの目線から、「カット前に飼い主さんにやっておいてほしいこと3選」をわかりやすくご紹介します。

目次

1. トリミング前は「軽めのお散歩」で心も体もリフレッシュ!

●どうしてお散歩が必要なの?

トリミングでは、シャンプーやドライヤー、カットなどで30分〜2時間ほどワンちゃんがサロンで過ごします。
その間、基本的にじっとしていることになるので、エネルギーが有り余って落ち着かない状態だと負担が大きくなりがちです。

また、排泄を事前に済ませておくことも重要
緊張や長時間の施術で、思わぬタイミングでトイレをしてしまうケースもあります。

●おすすめのお散歩スタイル

  • 予約時間の30分〜1時間前までに軽く済ませる
  • 長すぎず、ワンちゃんの様子に合わせた軽めの散歩でOK
  • 雨の日は、おうちの中で軽く体を動かすのも◎

目的は「落ち着かせること」と「トイレを済ませること」
このひと手間が、トリミング中の快適さに大きくつながります!

※ただし、パピーやシニアの子など、体力がない子はトリマーさんと相談しながら行なうようにしましょう!

2. ご飯は「2時間前までに」済ませて、体調トラブルを防ごう

●食後すぐのトリミングは避けましょう

カットやシャンプーの最中、ワンちゃんはさまざまな姿勢をとります。
食後すぐの状態では、お腹に圧がかかって嘔吐してしまう可能性も。

また、満腹だと動きにくく、気持ち悪くなってしまう子もいます。

●空腹すぎも注意!

特に小型犬や子犬は、低血糖になりやすい体質の子が多いため、空腹すぎるのも良くありません。

●おすすめの食事タイミング

  • トリミングの2時間前までに普段通りの食事を
  • おやつも直前は控えめに
  • 食べすぎ・食べなさすぎに注意!

不安な場合は、事前にサロンへ相談すれば、より安心してお任せいただけます。

3. 日頃からのブラッシング習慣+カット前のひと手間で快適に!

●ブラッシングは“特別な日のため”ではなく“日常ケア”

毛玉やもつれは、1日〜数日でできてしまうこともあります。
そのため、ブラッシングは「トリミング前だからやる」のではなく、日常的に行うことが大切です。

毎日もしくは数日に一度でも、軽く全身をブラシで通す習慣をつけることで、

  • 毛玉ができにくくなる
  • 皮膚の健康状態をチェックできる
  • 抜け毛やフケを予防できる
  • 飼い主さんとワンちゃんのスキンシップになる

といったメリットがあります。

●トリミング前にも軽く整えてもらえるとさらに◎

普段からブラッシングしていても、毛質や季節、遊び方によってはどうしても毛玉ができることがあります。
トリミング前に軽くブラシを通してもらえると、シャンプーやカットがスムーズに進み、ワンちゃんの負担も軽減できます。

●特に毛玉ができやすい場所

  • 耳の後ろ
  • 首輪やハーネスのあたる首まわり
  • わきの下
  • 後ろ足の内もも
  • おしり・しっぽの付け根

これらの部分は、日常のブラッシングでも特に意識してチェックしてあげましょう。

体調や気になることは、事前に伝えてOK!

ワンちゃんの健康が最優先です。
「なんとなく元気がないな…」という時は、無理せずご相談を!

●こんなときはぜひ事前にお知らせください

  • 嘔吐・下痢など体調不良があった
  • 食欲がない、ぐったりしている
  • 皮膚トラブル(赤み・かゆみ)がある
  • ノミ・ダニが見つかった
  • 発情中(女の子)

無理をして施術をすると、ワンちゃんにも他の子にもリスクがある場合もあります。
ご不安な点は、お気軽にトリマーへご相談ください。

まとめ|カット前のちょっとした準備で、安心&快適に!

やってほしいこと理由
1. 軽めのお散歩排泄とリラックスでトリミングがスムーズに
2. 食事は2時間前までに吐き戻しや低血糖を防ぐため
3. 軽いブラッシング毛玉によるトラブルを防ぎ、仕上がりも◎

トリマーは“チームの一員”です!

ワンちゃんの健康や美容を守るには、飼い主さんとトリマーの連携がカギになります。

今回ご紹介した3つのポイントは、どれも特別な道具や難しい知識はいりません。
飼い主さんのちょっとした準備で、ワンちゃんがもっと気持ちよくトリミングを受けられるようになります。

「これってどうしたらいいのかな?」と迷うことがあれば、かかりつけのトリマーさんへご相談ください!

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この記事を書いたトリマー

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