自宅でできるお手入れ方法|犬の爪切りのコツと手順

目次

はじめに|なぜ犬の爪切りが必要なのか?

犬の爪は定期的にカットしないと、伸びすぎて歩行に影響を与えたり、床やカーペットに引っかかってケガをしたりする可能性があります。また、爪が長すぎると関節に負担がかかり、痛みを感じたり姿勢が悪くなる可能性があります。

愛犬の健康を守るために、適切な頻度で爪切りを行いましょう!

爪切りの頻度の目安

犬の生活環境や運動量によって異なりますが、一般的には 2週間~1カ月に1回 が理想的です。

爪が伸びすぎているサイン

  • 歩くたびにカチャカチャと音がする
  • 爪が巻き込まれて指先に当たっている
  • 爪が割れたり、ひびが入ったりしている

犬用爪切りの特徴

犬の爪切りには主に 3種類 あり、それぞれのタイプに適した犬種や使い方があります!愛犬に合った爪切りを選ぶことで、安全にスムーズなお手入れが可能になります。

1. ギロチンタイプ

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特徴

  • 刃が輪のようになっており、ハンドルを握ると刃が上下に動いて爪をカットする仕組み。
  • 比較的太めの爪でも切りやすく、扱いやすいタイプ。
  • 切れ味が良く、スパッと切れる。

メリット

  • 力を入れなくても簡単に切れる
  • 切れ味が良いので、爪に負担がかかりにくい

注意点

黒い爪だとクイック(血管)が見えにくいため、慎重にカットする必要がある

おすすめの犬種
ミニチュアダックス、シーズー、コーギーなど

2. ハサミタイプ

おすすめ商品![ペティオ]Self Trimmer スパッと素早く切れる 犬用爪切り 日本製

特徴

  • 普通のハサミに近い形状で、刃の先がカーブしている。
  • 小型犬から大型犬まで幅広く使える。
  • 繊細な調整がしやすい。

メリット

  • 初心者でも使いやすい
  • 角度の調整がしやすく、少しずつ切れる

注意点

力を入れすぎると爪が割れることがある
刃が鈍ると切りにくくなるため、定期的なメンテナンスが必要

おすすめの犬種
チワワ、トイプードル、ポメラニアンなどの小型犬

3. ニッパータイプ

おすすめ商品![ドギーマンハヤシ]BS グルーマー爪切り

特徴

  • 刃がしっかりしていて、硬くて厚い爪でも切りやすい。
  • トリマーや獣医師も使用するプロ仕様のものが多い。
  • 大型犬や爪の厚い犬向け。

メリット

  • 厚い爪や固い爪でもスムーズに切れる
  • クイックを避けながら、少しずつカットしやすい

注意点

力を入れすぎると深く切りすぎる可能性がある
重さがあるため、小型犬には不向き

おすすめの犬種
ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、秋田犬などの大型犬

補助アイテム:爪やすり(電動タイプ&手動タイプ)

爪切りの後に、爪やすりを使って滑らかに整えると、カーペットや家具を傷つけにくくなります。

電動やすり

振動が苦手な犬には向かないが、スムーズに削れる

おすすめ![市瀬(直送)]ハチコウ クラフツメン 電動爪やすり 

手動やすり

静かで怖がりな犬にも使いやすい

おすすめ![ペッツルート]爪ヤスリ

愛犬の爪の状態や性格に合わせて、最適な爪切りを選びましょう!

初心者でもできる!犬の爪切りのコツと手順

1. 愛犬をリラックスさせる

爪切りが苦手な犬も多いので、優しく声をかけながら落ち着かせましょう。膝の上に乗せたり、伏せの体勢にさせたりすると安心しやすくなります。

2. 爪の構造を確認する

犬の爪の中には「クイック」と呼ばれる血管と神経が通っている部分があります。深く切りすぎると出血してしまうので、クイックの位置を確認しながら慎重にカットしましょう。

ポイント!

  • 白い爪の犬は、ピンク色の部分がクイックです。
  • 黒い爪の犬は、クイックが見えにくいため、少しずつカットするのがコツです。

3. 爪の先端を少しずつ切る

いきなり深く切らず、2mmずつ を目安にカットしましょう。角度は 45度 にすると自然な仕上がりになります。

4. 爪やすりで仕上げる

カット後は、やすりを使って爪の先端を滑らかに整えます。これにより、家具や床を傷つける心配が減ります。

5. ほめておやつをあげる

爪切りが終わったら、たくさんほめておやつをあげましょう。「爪切り=良いこと」と覚えさせることで、次回の爪切りがスムーズになります。

爪切りが難しいときの対処法

一度に全部切らない

最初は完璧を求めず、一度にすべての爪を切ろうとせずに1本ずつ小分けにして行う のも効果的です。少しだけでも切らせてくれることを目標に慣らすところから始めましょう。また、2人1組でできるのであれば、おやつに夢中になっているうちにサッと済ませるのも良い方法です。その場合も、嫌がるようであれば無理にやらず少しずつ慣らしていきましょう。

散歩後に切る

散歩後の爪は少し柔らかくなっているので、切りやすくなります。

無理せず動物病院やトリミングサロンを利用する

自宅で切ることが難しいと感じる場合は、トリミングサロンや動物病院にお願いするのが安心です。無理に自分で行おうとして愛犬が強く抵抗するようになると、次回以降のケアがより難しくなってしまいます。

爪切りは日常ケアのひとつですが、愛犬との信頼関係を崩さずに続けていくことが一番大切です。嫌がるようであれば無理してやらない!というのがポイントです。

まとめ|愛犬の健康のために定期的な爪切りを

爪切りは、犬の健康維持に欠かせないお手入れの一つです。初めての方でも少しずつ練習すれば、安全にカットできるようになります。もし自宅での爪切りが不安な場合は、かかりつけのトリマーさんへ相談してみてくださいね!

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この記事を書いたトリマー

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