耳の汚れが気になる？正しい耳掃除のやり方と注意点

2025年6月17日

ワンちゃんの健康管理の中でも、見落とされがちなのが「耳のケア」。
「最近、耳をよくかいている」「なんだか耳が臭う気がする…」そんなサインに気づいたことはありませんか？
犬の耳はとてもデリケートな部分であり、定期的なお手入れをしないと耳の中に汚れや耳垢がたまり、トラブルの原因になってしまいます。
今回は、自宅でできる犬の正しい耳掃除の方法や、おすすめのお手入れアイテム、注意すべきポイントなどを、プロの視点からわかりやすく解説していきます。

犬の耳掃除が大切な理由

犬は人間よりも外耳道が長くL字型に曲がっているため、耳垢や湿気がたまりやすく、細菌やカビが繁殖しやすい構造になっています。特に垂れ耳の犬種（例：コッカースパニエル、ゴールデンレトリバーなど）は耳の中が蒸れやすく、外耳炎などのトラブルが起こりがち。
また、以下のような症状があるときは、耳掃除のサインかもしれません

頻繁に耳をかく・頭を振る
耳の中に赤みや湿り気がある
悪臭がする
黒っぽい耳垢が見える

こうした症状が出る前に、定期的な耳掃除で清潔を保つことがとても大切です。

耳掃除はどれくらいの頻度で行うべき？

基本的には月に1〜2回程度が目安です。ただし、犬種や体質、生活環境によっても差が出るため、次のポイントを参考にしましょう。

耳掃除の頻度の目安

犬種タイプ	推奨頻度
垂れ耳の犬種	週1回
立ち耳の犬種	月1〜2回
耳垢が多い・脂性肌の犬	週1回以上
皮膚が敏感な犬	月1回以下（様子を見ながら）

愛犬の耳の状態に合わせて、過度なお手入れを避けることもポイント。耳を触るたびに嫌がるようであれば、無理に掃除せず、獣医師やトリマーに相談しましょう。

自宅でできる耳掃除の手順

では、具体的な耳掃除の方法を見ていきましょう。ポイントは「奥まで触らず、表面を優しくケアする」ことです。

＜準備するもの＞

犬用イヤークリーナー
コットンまたはガーゼ
ティッシュ
(必要に応じて）おやつ

＜耳掃除の手順＞

環境を整える 落ち着いた場所で、犬がリラックスできる状態にしましょう。膝の上に乗せたり、抱っこして行うと◎。
耳の外側の汚れを拭き取る 乾いたガーゼやコットンで、耳の外側の汚れや毛についたゴミを優しくふき取ります。
イヤークリーナーで耳の内側を掃除する 乾いたガーゼやコットンにイヤークリーナーをつけて、優しく掃除します（商品ごとの使用量に注意）。
自然にシェイクさせる 犬がブルブルと頭を振るのは、耳の中の汚れを出そうとしている自然な反応です。しっかり振らせましょう。
耳の入り口を拭く コットンやガーゼで、耳の入口にたまった汚れや液体を優しく拭き取ります。耳の奥には絶対に突っ込まないでください。
最後にごほうびを！ 「がんばったね！」とおやつをあげることで、次回の耳掃除への抵抗が減ります。

耳掃除のときに気をつけたい注意点

間違った方法や過度なケアは、逆に耳を傷つけてしまうことも…。以下の注意点をよくチェックしましょう。

綿棒は使わない！

耳の奥に汚れを押し込んでしまったり、鼓膜を傷つけるリスクがあるため、綿棒は使用NGです。

無理に汚れを取らない

こびりついた耳垢をゴシゴシこすると、皮膚を傷つけてしまう可能性があります。取りきれない場合は無理せずプロに相談を。

異常があるときはすぐに動物病院へ

以下のような症状がある場合、外耳炎や耳ダニの可能性も。自宅での耳掃除では対処できないため、速やかに受診を。

悪臭が強い
出血や膿がある
しきりに耳をかゆがる、痛がる
耳の中が真っ赤に腫れている

トリミングサロンでの耳掃除もおすすめ！

「自分でやるのはちょっと不安…」「耳掃除にすごく抵抗があるみたい」そんな時は、トリミングサロンでの耳掃除をぜひご利用ください。
トリミングサロンでは、犬種や耳の状態に合わせて、経験豊富なトリマーがやさしく丁寧にケアしてくれるので、定期的なトリミングと合わせてご利用いただくことで、耳の健康をしっかり維持することができますね！

まとめ｜正しい耳掃除で、ワンちゃんの快適な毎日を

犬の耳掃除は、愛犬の健康を守る大切なケアのひとつです。正しい方法で、負担のないように行うことが大切。無理に汚れを取ろうとせず、状態に応じて動物病院やトリミングサロンに相談することも忘れずに。
愛犬の耳が清潔で快適であることは、毎日の生活の質にもつながります。定期的なチェックと優しいケアで、いつまでも元気な耳を保ちましょう！

さがそドットコムブログ

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