トリマー向け!|お客様満足度が上がる!写真映えするビフォーアフター撮影テク

トリミングサロンでの“ビフォーアフター”写真、しっかり活用できていますか?

SNS映えする写真は、飼い主様の満足度アップはもちろん、新規顧客の獲得にも直結する重要なツールです。しかし、「撮るだけで終わってしまっている」「毎回うまく撮れない」「仕上がりが伝わらない」という声も多く聞かれます。

この記事では、トリマーさんがすぐに実践できる【写真映えするビフォーアフター撮影のコツ】を、実際のサロンワークに即した形でご紹介します。スマホ1台でもできる工夫から、リピーターを増やす導線づくりまで、盛りだくさんの内容でお届けします。

目次

1. 写真映えの重要性とは?トリマーが“写真力”を高めるべき理由

写真は「技術力」の見える化ツール

トリミングのクオリティは、実際に触ってもらわないと伝わりづらい部分もあります。そこで活躍するのが写真。ビフォーとアフターを並べることで、毛並みや表情の変化、カット技術の差が一目瞭然に。

とくに初めてのお客様には、視覚的な安心感を与えられる絶好のチャンスです。

SNSや口コミサイトでの差別化にも効果的

InstagramやLINE公式アカウント、Googleマップの写真機能など、掲載できる場所は多岐にわたります。可愛く・清潔感のある写真は、それだけで「いいサロンだな」と思ってもらえる武器に。

さらに、飼い主様が自身のSNSで拡散してくれれば、無料で宣伝してくれるファンが増えていきます。

2. ビフォーアフター写真を撮る際の基本ポイント

撮影のクオリティを上げるには、「撮り方」の前に押さえるべき基本があります。

カメラはスマホでOK、でもレンズは清潔に

今のスマートフォンは十分な性能がありますが、皮脂やほこりでレンズが汚れていると、どんなに構図がよくてもぼやけた印象に。撮影前には必ずレンズを拭きましょう。

明るさは自然光を優先

室内でも、なるべく窓際や明るい場所で撮影を。自然光が入ると被毛の質感や色が鮮やかに映え、表情も生き生きして見えます。

リングライトを使えばさらに効果的です。簡易的な卓上ライトでもOK。目にキャッチライトが入るだけで、印象はぐっと変わります。

バックの統一感がカギ

背景に余計なものが映っていませんか?タオルの山、掃除用具、おやつの袋…そうした小さな“生活感”は、プロフェッショナルな印象を損ねてしまうことも。

壁やロールスクリーンなど、撮影用のシンプルな背景を用意しておくと便利です。

フラッシュの使用は避けましょう

犬は人間よりも光に敏感です。フラッシュの強い光は驚かせてしまったり、目に負担をかけてしまうことも。

撮影時は自然光やライトで明るさを調整し、フラッシュ機能はオフにしておきましょう。

3. 犬が可愛く見える!構図とポージングのコツ

トリマーならではの工夫が光る、犬の「映えポーズ」。無理なく自然に撮れる方法を紹介します。

基本の正面・横・斜め45度

カットの変化を伝えるには、角度を変えて数枚撮るのがベストです。

  • 正面:表情や目の輝き、顔まわりの仕上がりを強調
  • 横:ボディライン、カット全体のシルエット確認に
  • 斜め:立体感と毛流れを自然に見せられる万能角度

カメラ位置は目線の高さに合わせる

人間が立ったまま上から撮ると、犬が小さく見え、頭が大きく映ってしまいます。目線を犬と同じ高さまで下げることで、より可愛く、バランスよく撮れます。

おやつや音で目線誘導を

犬の集中力は短いので、撮影前に「目線を上げる工夫」が重要です。音の出るおもちゃや、カメラ横におやつをちらつかせるなど、ちょっとした工夫で「ベストショット」が撮れます。

4. 失敗しないビフォーアフターの並べ方&加工ポイント

撮るだけではなく、“見せ方”も大切です。

並べる順番と構成

ビフォーとアフターを横並びや上下に配置する際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 「ビフォー」→「アフター」の順番を必ず守る
  • 同じ背景・構図・明るさで撮ることで差が明確に出る
  • できれば同じ表情をしている写真を選ぶと効果的

加工は最小限に

過度な加工は「実物と違う」と思われてしまい、クレームの原因になることも。明るさ調整やトリミング(不要部分のカット)程度にとどめ、自然な色味を大切にしましょう。

5. 飼い主様の心をつかむ!撮影後の共有アイデア

LINEやInstagramでシェア

撮った写真は、必ず飼い主様に「データで」渡しましょう。LINE公式アカウントを使えば、写真と一緒に次回予約へのリンクやクーポンを送る導線も作れます。

Instagramやサロンブログでの掲載も、「掲載OKな方のみ」と前置きしてお願いすれば、愛犬自慢をしたい飼い主様にはむしろ喜ばれます。

オリジナルアルバムを作るのも効果的

リピーターのお客様には、回を重ねるごとに「過去の写真」を見せながら成長記録を楽しめるアルバム機能も人気。無料アプリやGoogleフォトなどを活用し、オリジナルURLで提供してみるのもおすすめです。

6. 写真を“次の予約”につなげる導線づくり

撮影後のひと言トークがカギ

写真を見せながら「今回こんなところがスッキリしましたよ」「このスタイル、○○ちゃんに似合ってますね!」とポジティブな声かけをすると、飼い主様の満足度が高まり、次回の来店につながります。

「またこのスタイルでいきましょうか?」と自然に次回予約を提案する流れを作るのが理想です。

写真+クーポン=リピート率UP!

LINEやInstagramで送る写真に、次回予約の特典やプレゼントを添えるのも効果的。

例:

  • 「次回ご予約いただいた方にオリジナルポストカードをプレゼント!」
  • 「ビフォーアフター写真の投稿にご協力で○○円OFF」

写真を“販促物”として活用しましょう。

7. トリマー自身のブランディングにもつながる

「このトリマーさんにお願いしたい」と思ってもらうには、技術+人柄の見せ方も大切です。

写真を通して、自分の得意なスタイルやこだわりを自然にアピールすることができます。SNSでは「〇〇スタイルが得意な○○トリマー」のように、専門性を出すのも◎。

飼い主様の信頼を得るために、写真は最高の“実績紹介ツール”となります。

まとめ:思い出をカタチに。写真でつながる信頼と絆。

ビフォーアフターの写真には、トリマーの想いや犬たちとの時間が詰まっています。
その一枚が、飼い主様にとっての“宝物”になることもあるでしょう。
ほんのひと工夫で、「また来たい」と思ってもらえる写真になります。

技術の証明にも、信頼づくりにも。
写真を味方にして、もっと喜ばれるサロンづくりを目指していきましょう!

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この記事を書いたトリマー

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