~効率よく仕上げて、クオリティもキープ!~
はじめに:トリマーさんの「時間が足りない!」を解決したい
「今日は予約がぎっしり…」「もう少しスムーズにできたら…」
トリマーとして働く中で、こうした“時間の壁”にぶつかることはありませんか?
丁寧な仕上がりはもちろん大切。でも、スピードと質のバランスも、サロンワークを続けるうえでとても重要です。特に、1日に複数のワンちゃんをこなす現場では、少しの工夫が大きな時短効果につながります。
この記事では、現場で役立つ「時短トリミング術」を5つ厳選してご紹介します。
効率化して、ストレス軽減&生産性アップを目指しましょう!
1.ドライヤー前のタオルドライを徹底!
~水分を制す者が時間を制す~
なぜ時短になるの?
ブロー時間が長引く原因のひとつが「水分の残りすぎ」。
タオルドライの精度を高めるだけで、ブロー時間が2~3割短縮されることも。
実践ポイント
- 吸水性の高いマイクロファイバータオルを使用
- 全身をざっくり拭く → 脚や耳などパーツごとに重点的に水分オフ
- 2枚使いでタオルを交互に変えると、より効果的
2.バリカンワークは「順序と流れ」を固定化
~“迷い”が時間ロスのもと~
なぜ時短になるの?
毎回カットの順序が変わると、手戻りやムダな動線が発生しがち。
作業ルートを固定することでムダな移動や確認の時間をカットできます。
実践ポイント
- 「頭→背中→腹→脚→脇→内股」のようにルーティン化
- バリカンの刃を使い分けやすいようにトレーで整理
3.シャンプーは「泡立てネット」で一発仕上げ
~時短+肌に優しい洗浄~
なぜ時短になるの?
シャンプーを原液のまま毛に付けてから泡立てると、泡立ちに時間がかかり、均一に広がらないことがあります。
泡が毛の根元まで素早く浸透するので洗い残し・すすぎ残しのリスクも減り、結果的に仕上がりも安定します。
実践ポイント
- 事前に泡立てネットでモコモコ泡を作る。
- 泡を全体に広げてから指の腹でマッサージするように洗うと、皮膚にも優しい。
4.お客様情報の「カルテ管理」をデジタル化
~“記憶に頼る”をやめれば作業は早くなる~
なぜ時短になるの?
毎回同じワンちゃんでも、「どのバリカン刃を使ったっけ?」「耳は丸く?角?」「前回どこまで短くした?」など迷ってしまうと、下準備や仕上げに時間がかかります。
カルテをデジタル化して写真付きで管理すれば、一発で確認OK。
実践ポイント
- スマホやタブレットで管理できるアプリを活用
- 写真+コメントで「再現性の高いカット」を即確認
おすすめツール
- ペットサロン専用顧客管理アプリ(例:ペットカルテ、トリマネなど)
5.仕上がり写真の撮影ブースを「固定化」
~迷いなく撮れる環境づくりで時間短縮&SNS効果も◎~
なぜ時短になるの?
「ここで撮る?」「背景が汚れてる…」「ライティングがイマイチ」など、毎回セッティングに時間をかけていませんか?
撮影ブースを一か所に固定し、常設すれば“迷いゼロ”でパパッと撮影が可能。
実践ポイント
- 壁紙・照明・台をセットしていつでも撮れる状態に
- 撮影後すぐにSNS投稿やカルテ管理に活用
プラスα:それでも時間が足りないときは「働き方」を見直そう
時短テクをいくら積み重ねても、限界があると感じたときは働く環境そのものの見直しも大切です。
- 業務委託やフリーランスに転向して予約数を自分で調整
- マッチングサイトを活用して自分のペースで働けるサロンを探す
まとめ|時短=手抜きではなく、プロの工夫!
サロンワークの効率化は、仕上がりのクオリティを落とすことなく、自分自身の負担を減らすための「プロの工夫」です。
紹介した時短術は、どれもすぐに実践できる小さな一歩ばかり。
日々のサロン業務に取り入れて、より楽しく、より自分らしいトリマーライフを送りましょう!