愛犬のシャンプーは、清潔を保つために欠かせないお手入れのひとつですが、「どれくらいの頻度で洗うのが良いの?」と悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。シャンプーの頻度が少なすぎるとニオイや汚れが気になり、多すぎると皮膚のバリア機能を損なう可能性があります。
今回は、犬種や生活環境による適切なシャンプー頻度の目安を紹介しながら、おすすめのシャンプーやお手入れアイテムもご紹介します。
シャンプーの頻度は犬種や毛質によって変わる
犬のシャンプー頻度は一概に決められるものではなく、犬種や毛質、皮膚の状態によって異なります。以下に、犬種別の目安をご紹介します。
1. 短毛種(柴犬・フレンチブルドッグ・ミニチュアピンシャーなど)
→ 1カ月に1回程度
短毛の犬は毛が短いため、汚れがつきにくく、皮膚のバリア機能も比較的弱い傾向にあります。そのため、過度なシャンプーは避け、月に1回程度のシャンプーが目安となります。
2. 長毛種(ゴールデンレトリバー・シェットランドシープドッグ・マルチーズなど)
→ 2~3週間に1回
長毛の犬は毛が絡まりやすく、汚れもつきやすいため、比較的頻繁なシャンプーが必要になります。特に散歩中に汚れやすい足元やお腹周りは、部分洗いも取り入れると良いでしょう。
3. カールした毛質(プードル・ビションフリーゼなど)
→ 2週間に1回程度
カールした毛質の犬は、毛が絡まりやすく、皮脂がたまりやすい傾向があります。定期的なシャンプーとブラッシングで清潔に保つことが大切です。
4. 皮膚が敏感な犬(アレルギー体質の犬など)
→ 獣医やトリマーと相談のうえ決定
皮膚が敏感な犬は、シャンプーによって皮膚が荒れてしまうことがあるため、獣医師やトリマーと相談しながら頻度を決めることが大切です。
シャンプーの選び方とおすすめアイテム
シャンプーを選ぶ際は、犬の皮膚に優しく、低刺激のものを選びましょう。以下のポイントを参考に選んでみてください。
1. 低刺激・無添加のシャンプー
肌の弱い犬やアレルギー体質の犬には、無添加で低刺激のシャンプーがおすすめです。
おすすめ
[ニチドウ] ペットエステ マッドシャンプー 全犬種用 350ml

2. 消臭・抗菌効果のあるシャンプー
体臭が気になる犬には、消臭や抗菌効果のあるシャンプーが最適です。
おすすめ

3. 保湿成分が配合されたシャンプー
乾燥しがちな皮膚の犬には、ヒアルロン酸やコラーゲン配合の保湿シャンプーを選びましょう。
おすすめ
[ボンビアルコン] ボンビ ボタニカルドライシャンプー 200ml

シャンプー時の注意点とコツ
シャンプーの際に気をつけるべきポイントを押さえておくと、犬の負担を減らし、スムーズにシャンプーできます。
- ブラッシングをしてからシャンプーをする シャンプー前にブラッシングをすることで、毛のもつれを取り除き、シャンプーの泡立ちをよくします。
- お湯の温度は37~39度が適温 熱すぎるお湯は皮膚を刺激してしまうため、ぬるめのお湯を使いましょう。
- すすぎ残しを防ぐ シャンプーが残ってしまうと皮膚トラブルの原因になるため、しっかりすすぎましょう。
- 乾かし方にも注意 タオルドライ後、ドライヤーを使う際は低温で風を当て、火傷を防ぐために一定の距離を保ちましょう。また、生乾きは皮膚トラブルの原因になるため、しっかりと乾かすのがポイントです。長毛種、カールした毛の犬は毛玉ができないようにブラッシングをしながら乾かしましょう。
シャンプーが苦手な犬のための対策
シャンプーが苦手な犬もいます。そんな犬のために、少しずつ慣れさせる工夫をしましょう。
- 少しずつ水に慣れさせる お風呂場で遊ばせたり、濡らす範囲を少しずつ増やすことで、シャンプーへの抵抗感を減らせます。顔が濡れるのを嫌がる場合は、水を染み込ませたスポンジやガーゼなどで少しずつ濡らしてあげましょう。
- ごほうびを与える シャンプー後におやつをあげることで、良い経験として記憶させることができます。
- 音や振動が怖い場合は静音ドライヤーを使用する 静音タイプのドライヤーを使うと、音が苦手な犬でも比較的落ち着いて乾かせます。
おすすめアイテム
[シャンテ(直送)]復元ドライヤーPET
※メーカー直送となります。※発注単位・最低ご購入金額にご注意下さい

まとめ
愛犬のシャンプー頻度は、犬種や毛質、皮膚の状態によって異なります。適切な頻度でシャンプーを行い、犬の健康を守りましょう。また、低刺激のシャンプーを選び、シャンプー時のポイントを押さえることで、愛犬にとっても快適なケアができます。
愛犬のシャンプーに関する疑問があれば、ぜひトリミングサロンや獣医師に相談しながら、ベストな方法を見つけていきましょう!